2011年6月20日月曜日

両面コピーはかなり省エネルギー(つづき)

前回投稿した記事では、紙に関する化石資源の費のマクロな数値(日本全体に占める割合)を記していませんでしたので、補足します。

日本における紙の消費量は以外に多く、日本人1人当たり年間0.2トンです。
また、紙1トン(再生紙を含む)の消費に対する化石資源の消費量は炭素換算で約0.3トンです。
したがって、1人当たり年間約0.06トンの化石資源を消費していることになります。

日本の全活動部門(製造部門・輸送部門・民生部門(ビル・住居)・エネルギー転換損失)における
化石資源の消費量は年間1人当たり約2.4トンですから、
紙に起因する化石資源消費は、全体の2.5%を占めていることになります。
これは、十分有意な量であると言えます。

参考文献:小宮山宏『地球持続の技術』(岩波書店、1999年)
(注):
CO2換算だと、化石資源消費量の表示は分子量に比例して約44/12倍になりますが、
もちろん相対比率は変わりません。

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